酢の物がおすすめ
貴方は、梅干しやレモンなど酸っぱいものを見ると口の中に唾液がじわーっとたまってきた経験はありませんか?
ほっぺたがジーンとする、あの感覚です。これは、酸っぱいものを食べたときに胃が刺激されて胃液の分泌が多くなったことをからだが記憶しているからだそうです。特に梅干しに含まれるクエン酸には、胃だけでなく腸も刺激する作用があります。腸の蠕動運動を活発にして便秘解消法としても梅干しは効果的です。またビフィズス菌を増やす働きもあるそうです。
しかし、梅干しの食べすぎは塩分の摂りすぎになりますので、注意が必要です。また梅干しは空腹時に食べると、胃腸などの消化器官を荒らしてしまう恐れがあります。そんなときには梅干しにお湯を注いで梅干し湯にしたり、熱い番茶を注いで飲むとよいでしょう。
酸味は腸を刺激して蠕動運動を促すのですが、だからと言って梅干しやレモンばかりかじっているわけにはいきません。そこでおすすめなのが、毎日の食卓に酢の物を並べることです。酢はからだの調子を整える効果がありますので、便秘解消法としてでなくても積極的に食べたいメニューです。特に食物繊維をたっぷり含むわかめを使った酢の物は、便秘に悩む人やダイエットを目的にしている人に向いています。
わかめの他にもきゅうり、タコ、カニかま、春雨・・・と具は工夫次第でメニューが広がります。酢の物は作り置きしておけるのもよいですね。飽きない工夫をして、積極的に摂っていきたい食事です。